赤ちゃんに簡単にお薬を飲ませる方法や利用する道具について記載します。ピジョンのスポイトくすりのみを使うと消毒も簡単です。
息子は喉頭軟化症
赤ちゃんの息子は、喉頭軟化症です。
なんだか難しい病名ですが、喉頭には軟骨があるけど、それが未成熟で気道を狭めてしまう病気だそうです。
これだと更にわかりにくいかも。要するに気道が少し塞がれてしまって息苦しいようです。
喉頭軟化症と診断されるまで
息子が産まれた翌々日には、血中酸素濃度が低いと言われて、NICUに24日間も入院していました。
この病気がすぐにはわからず、出産によるストレス?神経がおかしい?何かに感染している?など、保育器に入り酸素を供給してもらったり、脳のMRIを撮ったりして原因を探っていました。
最初は出産時のストレスではないかということで5日程度で退院できる予定でした。
が、2週間すぎても、血中酸素濃度は少し良くなったものの、不安定でなかなか安定しないのです。
最終的に気管支鏡検査という、カメラがついた管のようなものを口からいれて、専門の先生に診てもらうことになり、その場で発覚しました。
私も立ち会いましたが、確かに気道の入り口で右側がピロピロと伸びていて、少し塞いでいるようでした。
治療方法は風邪をひかないこと
先生によれば、息子の場合、幸いなことにさほど重症ではなく、1歳半から2歳で自然と治るそうです。
ただし風邪をひくと悪化してしまうから半年くらい抗生剤をのんで風邪を予防したり、人混みを避けてくださいとのことでした。
毎日お薬を飲めばOKということで、24日間の入院を終えて無事退院となりました。
お薬の飲ませ方
風邪を予防するためのお薬は、クラリスロマイシンという白い粉薬の抗生物質です。これを朝晩1日2回、授乳前に飲ませることになりました。
なかなか面倒なのですが粉薬なので、白湯に溶かして飲ませます。
病院では、小さな薬杯とスポイトを使っていて、NICUでは何回か練習させてもらいました。
ちなみに、一応溶かすけれども全然溶けません!
スポイトではなく哺乳瓶の乳首を使って飲ませると、薬だけが乳首に残ってしまいました。なのでこの方法は却下。
レンジ消毒OKのスポイト発見
薬とセットで薬杯とスポイトも病院から渡されましたが、問題が発生しました。
これも当然毎回消毒が必要です。
うちではミルトンではなくて、電子レンジで消毒するコンビのケースを買ってありました。
5分で消毒が完了してこれはこれで便利なのですが、病院でもらった薬杯とスポイトは耐熱性がなくて使えない。
かといって、今さらミルトンを買うのも馬鹿馬鹿しい。
病院からは、ミルトンの小さな錠剤と100円屋さんで小さなケースを買ってみては?とすすめられましたが、できればもっと安くすませたい!
と、いろいろ探した結果、ありました。
ピジョンの薬飲み用スポイトは電子レンジで消毒OK!ついでに煮沸も大丈夫ですが、液剤消毒は使えません。
このスポイトと家にあった耐熱性の容器で溶かして、飲ませることに落ち着きました。スポイトだけならとても安い!
ピジョンのスポイトくすりのみ
スポイトは、分解できるので、きっちり洗えて衛生面もばっちりです。
飲み口は柔らかい素材でできていて、間違って歯茎に刺しても痛くない。
口の真ん中に入れると咳き込みやすくなるそうで、横の方から流し込むのですが、ストッパーがついていて、差し込みすぎる危険も少なそうです。
哺乳瓶の乳首だと、穴が小さく、薬が通り抜けずに、残ってしまうと書きましたが、これは穴も5ミリくらいはあって問題ありませんでした。
飲ませ方のコツ
まだ月齢が1ヶ月のせいか、一気に大量には飲めません。
このスポイトは少し大きいのか、勢いよく押すと、飛び出る量が多すぎて、薬が口から出てきてしまいます。
ほんのちょっと触れるかどうかの力加減だと月齢の低い赤ちゃんでも飲めるくらいの量になります。
すこしコツが必要ですが、うちの息子はこれでおいしそうに薬を飲んでいます。
クラリスロマイシンは苦いけど甘くコーティングされているので、息子はとくに嫌がることもなく、ちょっと嬉しそうです。